北海道の酪農コンサルタント 鈴木技術士事務所が運営しています。
酪農・畜産の技術や経営等について、
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毎日、飼料給与や繁殖管理に余念のない畜産農家の皆さん。忙しく毎日仕事をこなしながらも、様々な悩みをお持ちでしょう。
売上が伸びない、受胎が悪い、乳質を良くしたい、後継者(従業員)がもっとスキルアップして欲しい、自給飼料の品質が安定しない、機械の故障や牛の事故など予定外の出費がかさむ、寝る間も惜しんで一生懸命働いているのに経営が苦しい・・・
一人で悩むより、相談できる第三者を見つけて、解決策を提案してもらい、一つずつ実行していくことが解決の道です。豊富な知識を持ち信頼できる人が近くにいれば、あなたは何度でも成果が出るまでアドバイスが得られ、それはラッキーです。
でも、そんな人がいない場合に、あなたのお悩みを解決するには、どうすればいいのでしょうか? また、人に知られたくないけど、何とかしたい、でも方法がわからない・・・
こんな時はまずは、冷静に「困りごと」の正体を突き止めましょう。酪農経営では牛と草(自給飼料)と飼養方法が生産性を決め、それに経営行動(カネとモノ、人、情報の活用)が加えられて所得額や手残りが増える等の結果となっていきます。
同業者(地域の畜産農家)と比べていい状態か、自給飼料は安定して穫れているか、ほ場が不足していないか、牛の飼育環境に問題はないか、個体乳量や乳成分・繁殖サイクルなど収益構造は問題ないか、乳房炎発症の損失は多くないか、資産や負債等の財務状況は健全か等、良いところと改善すべきところをつかんでおきましょう。
そうすると、牧場の課題がいくつか見えてくると思います。課題が整理されたら、このサイトの情報を活用して、課題解決の具体的方法を探ることをお勧めします。必ずや改善のヒントが見つかると思います。まだまだ情報は少ないですが、今後どんどん充実していく予定です。
多くの課題は、基本技術(一般に推奨されるやり方や考え方)で改善される場面が少なくありません。ただ何となく自己流のやり方で作業をしているのであれば、基本技術とどこが違うのか、チェックしましょう。その上で、やり方を変えた場合に何が変わるのか。すなわちお金がどれくらい余計にかかるのか、作業時間が長くなるか、改善した成果が見えるのは1ヶ月後なのか1年経ってか、収入・所得に直結するか等を比べて、改善案の優先順位を決めます。
①あまりお金がかからず、②結果がまもなく判明し、③すぐに収入増や経費減になる取組みが、優先される取り組みとなるでしょう。たとえ成果が上がらず、失敗したとしても、以前のやり方に戻すだけのことですから、心配は無用です。何もしないより、トライ アンド エラーを繰り返しながら進化する方が、牧場経営は前に進みます。
あなたの牧場には、まだまだ可能性が残されています。 これだ!と思うやり方を試してみましょう。
このサイトは、酪農畜産農家向けに栄養・飼養や経営管理の支援を行う鈴木技術士事務所が運営しています。
※ サイト名の「トカプチ メム(tukapchi mem)」とは、アイヌ語で トカプチが ”十勝” 、メムが "泉" を意味しています。メムには他に ”おっぱい” "ミルク" の意味もあります。
トカプチ メム(tukapchi mem)は、酪農畜産情報を 北海道十勝から泉のように発信するサイトを目指しています。